Essay

2025June
意識の体験    
現実という現実感のない空間で、
 
現実味を帯びるという非現実的な体験。
 
現実を体験するということが意識の体験であり、
 
それが時間という感覚なのか?


美術館という場所
美術館はアートを体験する場所ではない、鑑賞する場所だ。

歴史を対象物として鑑賞する場所。

そこに僕の目指す体験はない。


茶碗という「こと」
僕は茶碗という「もの」については一切興味がない。

茶碗という「こと」において興味を持っている。

茶碗を手に取ると、そこに時間が生まれる。

掌と茶碗の境界線が溶け出し、

僕は僕という形を失っていく。


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Art as an Experience


2024June I am becoming. RISD MFA Thesis

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